お茶の生活5談活用


<その1:お茶談議のための5談活用です>

冷蔵庫の臭いは緑茶で!(副題:茶の保存方法)

家庭用冷蔵庫は実にたくさんの種類の食料品が入っている。 当然のことながら色々な臭いも漂っている。 その中に安いお茶の葉を200g位ほど【ガーゼ】や【ダシとりパック】などに入れ 冷蔵庫の中に入れてあげよう お茶は昔、脱臭剤として使われていたこともあるので 冷蔵庫の臭いを吸収してくれるはずである。 何しろ天然の物であるから安全性は保証できるしランニングコストも安い 100g当たり250円位の安いものでもOK!、臭い吸収しなくなったら茶葉を天日干しにするか電子レンジで少し香りが出るくらいあぶって再び冷蔵庫に戻せば数回は効果が続く、 是非試して欲しい。

ここで裏をかえせば【冷蔵庫でのお茶の保存は難しい】という事になる。


アルミパック包装された未開封の物ならば冷蔵庫または冷凍庫に入れて保存 しても良い、しかし一度開封した袋なり缶なりを冷蔵庫や冷凍庫に入れると どうしても密閉度が完全でないため庫内の臭いや水分を吸ってしまう。
また良くやる失敗だが【お茶の保存は冷凍庫で!】という記事をみかけるが 前記の様にパックされた未開封の物ならばの話である。一度、冷凍庫から出し開封し、輪ゴムで縛り、ビニール袋に入れ、冷凍庫に また入れたらどうなるか、
気温差で冷凍庫から出したとたんに【結露】がはじまり茶葉に空気中の水分 が付きシットリしてしまう、そんなお茶の葉をまた冷凍庫にしまったら香り も味も変化してしまうのだ。

一番いい方法はとにかくアルミパックで小分けにして冷凍庫ではなく冷蔵庫 に保存(日光があたらない涼しい場所なら冷蔵庫でなくてもOK!)、ただし一度開封したら冷蔵庫に入れないで、室温でいいからそのアルミ袋の まま缶に入れ、なるべく早く消費してしまうことである。

※なるべく早くとは夏季と冬季では違うが夏季ならば約6日間程度、冬季ならば14日程度である。もちろん日光などあたらない湿気の無いところでの話である。それ以上時間がかかると予想するならばやはり密封して冷蔵庫にいれた方が良いだろう。またいつも使うお茶の葉ならば少量を買い求め、冷蔵庫に保存する必要はないが、日の当たらない、匂いがない湿気の少ない場所を選ぼう。

※以前に納品先から「お茶がまずい!」といわれ、出向いて調べたら何とお茶の葉からソースの匂いがしビックリした事があった。どうも使いかけのお茶を食器戸棚の中に保管し、そのすぐ横にあったソース瓶のフタからの洩れが原因であった。お茶の葉が匂いを吸収してしまったのだ.。またある課に配達していて担当の方が「お茶から最近薬品の臭いがするので交換してほしい」という依頼があり出かけてみると何と保管場所が事務所の流し台の下ですぐ横に洗剤やらトイレ掃除の薬品や塩素系の漂白剤などがありその臭いを茶葉が吸収していたのだった。


くれぐれも保管場所には注意が必要であることを再認識させられたのである。

 

2012年11月結果でました! 裏技として「魔法瓶に保存」する方法
簡単で完璧!

日常使うお茶 「魔法瓶に保存」する方法 水筒を使い保存 粉末茶にも!


ステンレス製の真空二重構造になっている水筒は中のものが冷めないということは
裏を返せば外気の影響を受けにくく湿気や温度変化に強いということ
そこで、、
中に茶葉をいっぱい入れ2ヶ月間常温放置、、飲んでみても結果は良好!これは使えます。

使い古しの水筒を捨てないで活用!


 

 

ただやってみるとわかるのだが外のフタを回してからさらに中にある詮を外してからお茶の葉を使うことになり私のように毎日数十回この作業を行うのは結構不便!

そこでホームセンターに行ってみたらお茶缶ににているスープジャーがあった!
(上の画像一番左)これは中センがないのでフタを外せばそのまま使用できる
常温保存でき、外気変化(特に夏場)や湿気や移香にも完璧ですネ

でも、わざわざ購入するのは勿体ないので、試しに中セン無しで試験してみたが劣化はないようだ(事前に中センなしで水を入れて漏れないことを確認、中には漏れた水筒もありましたがこれは使用していないです)

チョット工夫して海苔に入れてあった乾燥剤を底に入れてから茶葉を投入してみました、 結果は良好です。
乾燥剤でななく脱酸素材で試してみましたが開け閉めによってすぐに効果がなくなってしまいます。

スープ魔法瓶は茶さじが使用できますが口が狭いポットでは振って上手く投入できます(慣れが必要です)、ポットのフタで一度計量してからをお勧めいたします。

応用して粉末茶や抹茶ならば中センを着けた状態で使用する、一度に沢山でないので丁度うまく振り出すことができます!


by 日本茶インストラクター  福本


 

 

 ここで私の店ではどのように保存しているか紹介しよう 製茶されたお茶は【お茶専用冷蔵庫】で品質管理している。 温度は茶葉の水分が凍らない温度である。 すべて真空窒素充填してあるので酸化の心配はなく年間を通して安定した お茶をお届け出来る様に考慮されている。
冷蔵庫から出した時はアルミ袋の表面に結露がはじまりすぐ開封すると 内側にも結露の心配があるので直ぐには売れない。 外気温にもよるが暫く放置し頃合いをみて開封するのである。